こんにちは。ぬーぴーです。
今回は、「熊本の郷土料理、辛子蓮根について」です。
熊本の名産、郷土料理の一つといえば辛子蓮根ですよね。
辛子蓮根って聞いたことあるけど
あんまりどういうものか知らないし、
食べたことないといわれる方も
もしかしたらいらっしゃるのでは?
熊本に来られた際に、
辛子蓮根をぜひ食べてもらいたいと思い、
辛子蓮根について私なりに記事にしました。
目次
1、辛子蓮根ってどんなもの?
2、意外と知らない辛子蓮根の発祥と由来
3、蓮根は栄養豊富な野菜?
1、辛子蓮根ってどんなもの?
辛子蓮根とは、
熊本県の郷土料理で昔から
熊本の一般家庭で正月などに作られていました。
辛子蓮根は、
蓮根のシャキシャキとした触感と
つんと鼻にぬけてくる辛子味噌の辛さが特徴です。
主に普段の食事の時に食べたり、
酒のつまみとして熊本県内で広く親しまれています。
今では、辛子蓮根専門店ができたり、
辛子蓮根のネット通販もあり、
辛子蓮根を購入することが出来ます。
辛子蓮根の主な材料は、
蓮根、粉辛子、味噌、はちみつです。
作り方は、
まず、蓮根をゆでてから、十分に干して水気を切ります。
次に、粉辛子、味噌、はちみつを混ぜ合わせて
ゆでた蓮根の穴に混ぜ合わせた辛子味噌を
詰めて何時間かおきます。
辛子味噌が十分に蓮根になじんだら、
卵やうこんで黄色くした衣をつけて
油で揚げます。
出来上がりは、黄色いお芋の様な感じで
見た目では蓮根に見えないですね。(笑)
2、意外と知らない!?
辛子蓮根の発祥と由来
辛子蓮根の発祥と由来ってご存知ですか?
熊本県民の方でも
意外と知らないよっていう方も
おられるのではないでしょうか。
辛子蓮根は、
熊本藩主の細川忠利が生来病弱で
忠利を見舞った時に、
蓮根を食べるように勧めました。
蓮根は、加藤清正が熊本城の外堀に
非常食として栽培していました。
そこで藩の賄方だった平五郎が、
蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、
麦粉、空豆粉・卵の黄身の衣をつけて
菜種油で揚げたものを忠利に献上しました。
その献上した際に、
蓮根を輪切りにした断面が
細川家の家紋(九曜紋)と似ていたことから
門外不出の料理とされていた伝説があります。
3、蓮根は栄養豊富な野菜?
蓮根は、日本では「先を見通す」ことに通じて
縁起が良いものとされ、
正月のおせち料理などに用いられています。
蓮根は、栄養豊富な野菜なのです。
・主な成分は糖質(でんぷん)でエネルギーが高い野菜
・ビタミンCがとても豊富!
ビタミンCは熱に弱いけど、蓮根はでんぷんが多いため
加熱してもビタミンCが残ります。
・ミネラルが豊富!
・不溶性の食物繊維が豊富!
便通を良くし、大腸がんの予防、
動脈硬化や高血圧の予防にもなります。
・蓮根に含まれるタンニンは、
消炎、止血作用の効果があるので
胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効果が期待出来ます。
このように蓮根は、とても体にいい野菜なんです。
もしかしたら、このことを玄宅はよく知っていて
細川忠利に蓮根を食べるように勧めたのかもしれないですね。
最後に
・玄宅が病弱な細川忠利に蓮根を食べるようにいったのがきっかけ
・細川家の家紋(九曜紋)に似ていて門外不出だった
・蓮根には豊富な栄養がある
(糖質・ビタミンC・ミネラル・食物繊維・タンニン)
これを機に熊本にお越しの際に
熊本の郷土料理「辛子蓮根」をぜひ食べてみてください!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。